スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

無断転載禁止 引用時には出典を明記の上、記事に直接リンクを張って下さい。
詳細はお問合せ下さい。
Copyright(C) Doughnuts.JP, US万次郎. 2009-2011. All Rights Reserved.

--/--/--(--) | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

【エッセイ#04】 「ウォーレン・バフェット」

 80年代の終わりから90年にかけて、カリフォルニアでは不動産への過剰投資の余波を受けて不況が襲っていました。好景気下での建設ラッシュの末、借り手がつかないまま空き室になったオフィスビルが建ち並び、どこのアパートも格安の家賃で借りることができたのです。不動産建設には銀行が多額の融資をしています。不動産価格が下がれば、当然銀行もただではすみません。当時、カリフォルニアの銀行はいくつか潰れるだろうとさえ言われていました。

 そんな中、西海岸を中心に展開している大手銀行、ウェルス・ファーゴ(Wells Fargo)の株式を大量に買った金持ちがいました。オマハの大投資家、ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)です。多くの銀行が無謀としか思えないような無理な融資を行っていた事実が毎月のように発表される中、今にも潰れそうなウェルス・ファーゴを大量に買うなんて、誰の目にもクレイジーでした。ジョークの効いた皮肉屋の多いアメリカの金融業界、「これでバフェットは莫大な遺産の相続問題についてアタマを悩ます必要もなくなるだろう・・・」などという嫌味も聞こえてきました。

 バフェットはネブラスカ州オマハの大平原に生まれ、コロンビア大学の大学院で投資を学びました。半永久的に繁栄して行くと考えられる優良大企業だけに投資を続け、ビル・ゲイツ(Bill Gates)に次ぐ全米で2番目の金持ちになりました。鋭利な刃物のように切れる頭脳とオヤジギャグを連発するユーモアのセンスを持つバフェットは、「トウモロコシ畑の資本主義者」などと親しみを込めて呼ばれています。


質問:「ジレットに投資している理由は?」

バフェット:「一年間に世界でカミソリの替え刃が200億枚以上も使われているそうです。今こうしているあいだにも、25億人の男性のヒゲが少しずつ伸びているのです。そう考えると、毎晩とても心地よく眠りにつけます。ジレットの社員にも不眠症の人はいないと思いますよ」

質問:「あなたが経営している会社の株をもっています。万が一あなたが死ぬようなことがあったら、株価はどうなるでしょう?」

バフェット:「もちろん、万一のときに備えてどう対処するべきか取締役と話はしています。でも考えてもみてください。そのとき私が被る被害に比べれば、あなたの被害は大したことではないでしょう?」


 バークシャー・ハザウェイ社(Berkshire Hathaway Inc.)の最高経営責任者を務めるバフェットは、毎年開かれる同社の株主総会で5時間も6時間もの長時間にわたり、株主との質疑応答に応じています。投資に対する彼の意見を聞けることは確かにすばらしいことですが、それ以上に彼のユーモアあふれるトークに人気があるのも確かです。

 バフェットがウェルス・ファーゴの株式を大量に買ってから3年後、銀行は潰れるどころか、大きく立ち直りつつありました。当時なぜ危険と言われたウェルス・ファーゴを買ったのか、後に株主総会で自ら理由を説明しています。

 「私は、経営がずさんな銀行にたいしては、どんなに株価が安くても興味はありません。ウェルス・ファーゴに関しては、不況下でかなり割安に買えたことに加え、最良の経営陣がいたことが大きな理由です。彼らはお互いを理解し、信頼し、尊敬しあっています。そしてどんなに利益があがっているときでも、経費削減に務めています」。

 当時バフェットがウェルス・ファーゴに投資したお金は、そのとき10倍以上にもなっていました。彼はこのような投資を、もう何十年も続けているのです。




「富豪ともだち」

 大金持ちと言えばビル・ゲイツですが、彼と資産額全米一位の座を争っているのがバフェット。親子ほどの年の差のある彼に、ゲイツははじめなかなか会いたがらなかったそうです。ところが一度あったら、あっという間に意気投合。トランプのブリッジというゲームが大好きなバフェットに、オフィスで遊べるようにとコンピューターをプレゼントしたという話です。それまでバフェットのオフィスにはコンピューターはなかったらしい。




 ★ Website

Berkshire Hathaway Activewear Collection

 バフェットが最高経営責任者を務めるバークシャー・ハザウェイ社のポロシャツやキャップが買えます。デザインは毎年かわります。札束を鷲づかみにしているワンポイントの入ったシャツがお気に入りだったのですが、買い損ないました。


にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村



無断転載禁止 引用時には出典を明記の上、記事に直接リンクを張って下さい。
詳細はお問合せ下さい。
Copyright(C) Doughnuts.JP, US万次郎. 2009-2011. All Rights Reserved.

2009/10/17(土) | 【エッセイ】 | トラックバック(0) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://usmanjiro.blog72.fc2.com/tb.php/72-197d80ee
 |  HOME  | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。