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【エッセイ#05】 「Manifesto Destiny」

 1800年代初頭、アメリカの国土はまだ太平洋までは達していませんでした。現在の地図でいうところのテキサス、オクラホマ、カンザス、コロラドより西はスペイン領、北西岸のオレゴン、ワシントンはアメリカとイギリスの共同領地でした。共同領地とは言っても実際はネイティブアメリカンの土地で、アメリカ人もイギリス人もほとんど入植していなかったのが事実です。

 スペイン領だったアメリカ南西部はメキシコとして独立しますが、経済的に国力が弱く、アメリカから幌馬車を率いてやってくる商人たちにさまざまな物資を依存していたのです。やがてアメリカ人はテキサスに植民地をつくり、サンタ・フェに貿易取引所を開きました。そこでアメリカの商人たちは、持ってきた物資をその8倍もの価値に当たる銀や毛皮と交換することができたそうです。こうしてミズーリ州インディペンデンスの街を始点にサンタ・フェ・トレイルと呼ばれる貿易路が整備されていきました。やがてアメリカの勢力が強まるにつれメキシコとの経済摩擦が生じ、後の「アラモの戦い」へと発展していきます。

 一方、北の経路を開拓して西へ向かう探検も極秘のうちに進んでいました。

 「なぜ極秘だったのか?」

 それはイギリスとの共同領地であるはずの土地開拓を独自に目指していたからです。目的は北西部で取れる毛皮。1804年に最初の探検隊が派遣されてから6年後、ロッキー山脈を越えて西へ抜けるオレゴン・トレイルが完成しました。

 1840年代に入ると、西部開拓移民がこぞってこのトレイルを旅しました。大平原が人と幌馬車でいっぱいになり、大変混み合ったそうです。その後、大陸横断鉄道ができるまでの25年間に50万人以上の人たちが旅しました。

 幌馬車を引いているのは馬ではなく牛。牛は馬よりも安く、平原に生える草を食べることができたのです。幌馬車には最低限の生活用品と大量の食料が積まれていました。人は馬車には乗らずに歩いたのです。オレゴンまで2000マイルにも及ぶ旅は半年かかりました。彼らの最大の敵は事故と伝染病。約1割の人が目的地を見ずに死んでいったそうです。

 アメリカからの開拓民が北西部に多く入るようになると、イギリスとの領土問題をはっきりさせる必要が出てきました。1844年、民主党の大統領候補となったジェームス・ポーグ(James Porg)は、選挙運動に「54度40分でなければ戦争だ」というスローガンを掲げました。これは「北緯54度40分をイギリスとの国境にしないのならば、戦争するぞ」という脅し文句です。もちろん戦争などというのはハッタリだったのですが、"Fifty Four Forty or Fight"という "F" 続きのスローガンはなかなか好評だったようです。

 そしてポーグは大統領となり、北緯49度線がイギリスとの境界線に決まりました。これが今のカナダとの国境です。

 「アメリカはなぜそこまでして西への開拓路をもとめたのか?」

 この答えこそが、同じ新大陸においてカナダにはない、アメリカ合衆国の独立心と向上心の源だったのかもしれません。領土拡張論を持つ政治家たちのスローガンとして都合よく広められた言葉、「マニフェスト・ディステニー」(Manifesto Destiny)の元に西部開拓は進められていきました。「マニフェスト・ディステニー」とは、「アメリカ合衆国が太平洋まで国土を広げ、大陸国家となるのは神から与えられた使命、天命なのだ」という意味です。

 ポーグ大統領によりはじめて西海岸を領地にしたアメリカは、これでとうとう大陸国家となる天命をはたしたのです。




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★ Websites

Nebraska Studies

 ページの下の方で、オレゴン・トレイルのルートや当時の幌馬車隊を再現したムービーをみることができます。アメリカの学校教材ですが、英語が苦手な方も映像を楽しめると思います。

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2009/10/24(土) | 【エッセイ】 | トラックバック(0) | コメント(0)

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